北韓が、「最大の祝日」とされる15日の金日成(キム・イルソン)主席生誕105年の節目を迎え、大規模な軍事パレードを行うための準備を進めているもようです。
北韓は、15日の金日成主席生誕105年と、25日の朝鮮人民軍創設85年の節目の日の前後に、海外メディア関係者を多数平壌(ピョンヤン)に招待しています。このため、北韓が近く大規模な軍事パレードを実施し、新型兵器を公開するのではないかとする観測が出ています。
北韓は、北韓への武力行使も排除しない姿勢を示しているトランプ政権に対する対抗姿勢を強めており、アメリカの圧力に屈服しないという意志を表すものとみられています。
こうした中、アメリカの原子力空母「カール・ビンソン」が、早ければ今週末に韓半島近海に到着するものとみられます。
シンガポールに寄港していた原子力空母「カール・ビンソン」率いる空母打撃群はオーストラリアに向かう予定を変更して韓半島近海に向けて航行中で、早ければ今週末にも韓半島近海に到着する予定です。
さらに、誘導ミサイル駆逐艦スレットを含む水上戦闘群もカール・ビンソンに合流するものとみられ、当分の間、韓半島での緊張は避けられない情勢です。