三星電子が、世界のスマートフォンの生産で、アップルを抜いて再び首位となりました。
市場調査会社「トレンドフォース」が今月12日に発表したところによりますと、三星電子は、ことし1月から3月のスマートフォンの生産が、8013万台で、世界市場のシェアが26.1%となり、1位に返り咲いたということです。アップルは、5188万台で、2位でした。
三星電子は、去年発火問題が相次いだ「ギャラクシーノート7」の生産と販売を打ち切り、去年10月から12月のシェアは、アップルに抜かれて2位でした。
しかし、三星の「ギャラクシーJ」など低価格ラインの販売が好調だったため、ことし1月から3月には再び首位となりました。
ただ、三星電子が今月から発売する新型スマートフォン「ギャラクシーS8」について、「トレンドフォース」は「アップルのアイフォン10周年をタイミングとする、ことし9月に発売予定の新製品待ちの買い控えで、販売は限定的になる」との見方を示しています。