ことし8月に開かれる第19回韓日中環境相会議に向けて、3か国の局長級会議が今月26日に仁川(インチョン)市で開かれることになりました。
局長級会議では、環境相会議で採択する共同合意文の作成や、2015年から2019年までの共同実行計画の実行状況の点検、ことしと来年に推進する事業などについて実務協議を行うことになっています。
これまで3か国は、韓日中環境相会議の準備のため実務協議を2回にわたって行っています。
今回の局長級会議では、韓中、韓日の2国間会議も開かれ、韓中環境協力センターや中期協力計画、韓日渡り鳥保護協力などについての議論が具体化するものとみられます。
また懸案となっているPM10=粒子状物質やPM2.5=微小粒子状物質の問題をめぐっては、2月に中国で開かれた第4回韓日中大気汚染政策対話の結果にもとづいて、大気質共同調査などの協力策について中国と議論する方針です。
韓日中環境相会議は、日本政府の閣僚による靖国神社参拝などで中国や韓国との関係が悪化した時期も継続して開かれるなど、3か国が協調して環境問題に対処する重要な国際会議と位置づけられています。