検察は、三星グループから巨額の賄賂を受け取った収賄などの容疑で逮捕した前大統領の朴槿恵容疑者を週明けの17日に起訴する方針です。
検察の特別捜査本部は14日、朴槿恵容疑者に対する捜査を15日に終え、週明けの17日午後に朴容疑者を職権乱用などの罪で起訴する方針を明らかにしました。
起訴されれば、大統領経験者では、1995年の盧泰愚(ノ・テウ)、全斗煥(チョン・ドゥファン)氏に続いて3人目となります。
朴容疑者の勾留期限は19日までで、検察は先月31日に朴容疑者を逮捕してから収監先のソウル拘置所に検事を派遣して取り調べを続けてきました。
起訴の後、朴槿恵容疑者に対する裁判は来月9日の大統領選挙のあとに始まり、1審判決までには最長6か月かかるため、遅くともことし10月半ばまでには判決が出るものとみられています。