2014年に韓国南西部の珍島(チンド)沖で沈没し、3年ぶりに引き上げられた旅客船「セウォル号」の船内の捜索が、19日から始まります。
海洋水産部が明らかにしました。
海洋水産部は、船内の捜索に先立って、目撃者の証言や映像記録の分析、家族との面談などを通して行方不明者9人の居場所を推定する作業を行っています。
9日の陸揚げ以来、セウォル号からは、カバンや、携帯電話、靴、旅券などの遺留品108点や動物のものとみられる骨37点が発見されています。
旅客船セウォル号は、2014年4月16日、修学旅行に出かける高校生などを乗せて済州(チェジュ)島に向かう途中、珍島沖で沈没し、295人が死亡、9人が行方不明になっています。