検察は、収賄罪などで逮捕した前大統領の朴槿恵容疑者を収賄罪や職権乱用など18の罪で、17日、起訴しました。
検察によりますと、朴槿恵容疑者が受け取った賄賂は、朴前大統領の友人、崔順実被告が事実上支配していた財団に、三星グループの拠出約束分を含めた433億ウォン、ロッテグループが財団に拠出したあと返却された70億ウォン、さらにSKグループへの要求額89億ウォンまで加えると592億ウォンに上ります。
検察は、朴槿恵前大統領が、三星グループの経営権の承継やロッテグループの免税店認可の過程で影響力を行使したとして、直接金を受け取らなかったにしても、金を要求したことだけで収賄罪が成立するとしています。
朴槿恵前大統領が起訴されたことで、昨年10月から続いていた崔順実被告による国政介入疑惑と関連した捜査はすべて終わることになります。