中国の習近平国家主席が、今月初めのアメリカのトランプ大統領との会談で「韓国は中国の一部だったことがある」と発言したと伝えられたことについて、アメリカのホワイトハウスは「韓国が数千年にわたって独立国だったことをよくわかっている」とする立場を示しました。
これは韓国の聯合ニュースが、ホワイトハウス国家安全保障会議=NSCのマイケル・アントン報道官の話として伝えたもので、習近平主席の発言として伝えられたあと、アメリカ側から出された初めての公式見解です。
アントン報道官は、首脳間の具体的な対話内容については言及を避けましたが、韓国でこの発言をめぐって波紋が広がるなか、アメリカ政府が歴史的事実について、はっきり認識していると釈明した形となりました。
トランプ大統領は、12日のアメリカの日刊紙ウォールストリート・ジャーナルとのインタビューで、今月初めの米中首脳会談の際、中国の習近平国家主席から「韓国は実は中国の一部だったことがある」と説明されたと発言しました。
この発言について、韓国の外交部は19日、「一考の価値もない話だ」と強く反発しています。