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政治

IHO総会開幕 東海表記問題で韓日が綱引き 

Write: 2017-04-25 10:46:38Update: 2017-04-25 10:46:38

IHO総会開幕 東海表記問題で韓日が綱引き 

IHO=国際水路機関の第19回総会が現地時間の24日、モナコで始まりました。
韓国政府は、今回の総会で、 国際水路機関が発行している「大洋と海の境界」の改訂をめぐって、「東海」の表記へ総力を挙げています。
IHOは1929年の「大洋と海の境界」の初版で東海を「日本海」と表記していて、現行版である1953年の第3版でもこの表記は変わっていません。
韓国は1997年の総会で初めて「日本海」の表記について問題提起し、5年ごとに開かれる総会で「東海」と表記すべきだと主張し続けてきました。
これに対し、日本は、「日本海」とだけ表記するよう主張し、合意に至るまでは「東海」と「日本海」を併記すべきとする韓国政府の提案も受け入れていません。
この問題が平行線をたどっているために、IHOは改訂版を出せずにいます。
24日に始まった会議でも、両国はこれまでの主張を繰り返し、結論が出なかったもようで、最終日の28日に再び取り上げられることになっています。
しかし、今回も結論を出せず、5年後に持ち越される可能性があります。
電子海図の利用が広がり、「大洋と海の境界」はガイドラインとしての象徴性はあるものの、実効性は薄れていることもあり、加盟国は韓日の合意を待つ姿勢を示しています。

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