ことし1月から3月期の韓国の経済成長率が前の四半期に比べて0.9%増となり、景気回復への期待感が高まっています。
韓国銀行が27日、発表したところによりますと、ことし1月から3月期のGDP＝国内総生産はおよそ384兆ウォンで、前の四半期に比べて0.9%増えたということです。
四半期別の経済成長率は、おととしの7月から9月期に1.2%の増加となって以降、6四半期連続で0%台となっていました。
項目別に見ますと、半導体などの輸出が1.9%、建設投資が5.3%、設備投資が4.3%それぞれ増え、成長を牽引しました。
民間消費は、内需は減ったものの、海外旅行の増加にともなう海外消費の増加で前の四半期より0.4%増えました。
こうした回復基調によって、GDI＝国内総所得も前の四半期に比べて2.3%増え、1年ぶりの高い増加率となりました。