ロッテグループが持ち株会社制に移行します。
ロッテグループが27日に明らかにしたところによりますと、ロッテ製菓、ロッテショッピング、ロッテ七星飲料、ロッテフードは26日にそれぞれ取締役会を開き、持ち株会社制への移行に向けた企業分割と分割合併を議決したということです。
ロッテグループはロッテ製菓、ロッテショッピング、ロッテ七星飲料、ロッテフードの4社を投資部門と事業部門に分割し、グループの母体であるロッテ製菓を中心にそれぞれの投資部門を合併し、持ち株会社制に移行するとしています。
ロッテ製菓など4社は8月29日の株主総会で会社の分割合併に対する承認を求める予定で、承認されれば10月1日にロッテ持ち株会社が発足します。
ロッテグループは、2015年から、不透明な支配構造を改善し、透明性を向上させるため、グループ企業間で株式を持ち合う「循環出資」をなくし、持ち株会社制へ移行する方針を明らかにしていました。
ロッテ側は、持ち株会社制に移行すれば、複雑な循環出資は大幅に改善され、これまでは不透明な支配構造により評価が低かった企業価値が再評価されると期待しています。