朴槿恵（パク・クネ）大統領の退陣を求めてきた週末集会を主導してきた団体の「退陣行動」は、29日にソウル都心で最後の集会を開き、第19代大統領候補に対し、国民の声に耳を傾けるよう訴えます。
「退陣行動」は27日記者会見し、「去年10月29日以降22回にわたって延べ1700万人が参加したキャンドル集会は、朴前大統領の弾劾をなしとげたが、政界は改革課題に積極的に取り組む努力をしていない。大統領選挙は、ひたすら選挙で勝つことだけを目的に動いている」としています。
「退陣行動」は、29日の集会で、大統領選挙候補に対し、財閥改革、労働権の向上、性少数者に対する差別禁止などを求めることにしています。
集会のあと、午後7時から8時30分まで、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備強行に抗議するため、黄教安（ファン・ギョアン）大統領権限代行官邸とソウルのアメリカ大使館まで行進することにしています。