来月9日に投開票が行われる大統領選挙を前に、黄教安大統領権限代行体制が幕を下ろす準備に入ります。
大統領権限代の黄教安(ファン・ギョアン)国務総理は2日に現政権最後となる閣議を主宰しました。
定例の閣議は2日が最後ですが、外交・安全保障の緊急懸案が発生した場合は黄国務総理が臨時閣議を開き、対応を協議することになります。
閣議は、毎週火曜午前に大統領と国務総理が交代で主宰するもので、朴前大統領が去年12月9日に国会の弾劾訴追案可決を受けて失職して以降は、黄国務総理が閣議を主宰してきました。
また、4日には黄国務総理が最後の国政懸案関係閣僚会議を主宰します。
この会議は去年12月9日の大統領権限代行体制発足後にスタートしたもので、経済、社会、外交、安保などの懸案を扱い、内閣に指示を伝える役割をしてきました。黄国務総理は最後の会議開催後、記者団に対して国政運営に関する所感を発表することにしています。