韓国の先月の輸出額が、去年の同じ月に比べて24%以上増えて、510億ドルとなり、ひと月の輸出額としてはこれまでで2番目に多くなりました。
産業通商資源部が1日、発表したものです。
6か月連続の増加で、ひと月の輸出額としては2014年10月の516億ドルに続いて、2番目に多いものです。
品目別には、13の主力品目のうち、9品目で増加し、なかでも船舶が71億3000万ドルでこれまででもっとも多くなりました。
半導体も71億4000万ドルとなり、輸出の増加を牽引しました。
輸入額は16.6%増えて378億ドルで、貿易収支は133億ドルの黒字となり、63か月連続の黒字となりました。
産業資源部は、「世界経済や貿易が回復基調にあり、輸出構造の革新に向けた取り組みの成果が見え始めていることから、今月の輸出も回復が続くとみられる。ただ、保護貿易の広がりや為替の変動など国内外の不確実性は依然として残っているため、政府としては、関連動向を注意深く見守りながら、対応していく」と話しています。