三星(サムソン)グループなどから賄賂を受け取った罪などで起訴された朴槿恵(パク・クネ)前大統領(65)の事実上の初公判となる公判準備手続きが2日、ソウル中央地方裁判所で行われ、朴前大統領側は、嫌疑を認めるかどうかの表明を見合わせました。
公判準備手続きは、本格的な公判に先だって争点を整理するための準備手続きで、朴前大統領は出廷しませんでした。
朴前大統領の弁護人は、検察の捜査記録について「12万ページに及び、まだ見切れていない」として、検討できていない公訴事実を認めることはできないと述べました。
10日頃までに検討を終え、起訴事実を認めるかどうかは今後の公判準備手続きで明らかにするものとみられています。
朴前大統領は、親友のチェ・スンシル被告(60)と共謀し、三星グループやロッテグループなどから約束分を含めて合わせて592億ウォンの賄賂を受け取るなど、合わせて18の罪に問われています。