5月3日は、陰暦4月8日の釈迦誕生日で、韓国では国民の祝日です。
ソウル中心部にある曹渓寺をはじめ全国各地にある2万あまりの寺院では、釈迦の誕生を祝う法要が行われました。
このうち曹渓寺の法要には、丁世均(チョン・セギュン)国会議長や朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長、大統領選挙の主要政党から立候補している候補者らや、キリスト教など宗教界の関係者らも出席しました。
またことしは、「思いやりのある社会をつくろう」という趣旨で、セウォル号沈没事故の犠牲者の家族、性的少数者、アルバイト・パート労組の委員長らいわゆる「社会的弱者」も招待されました。
大統領権限代行の黄教安(ファン・ギョアン)国務総理は法要に寄せたメッセージで、「韓国はこの数ヶ月間、極端な分裂と葛藤を経験しており、今も内外に難しい課題が山積しています。仏様の教えのように和解と共生の道を切り開くことを願います」と述べました。一方、3日は初夏陽気で、ソウル近郊のテーマパークにも大勢の家族連れが訪れるなど、全国の遊園地や公園、海岸、山などでも休日を楽しむ行楽客でにぎわっています。