2014年4月に沈没したセウォル号の船体が沈んでいた南西部の珍島沖の海底から、人骨とみられる骨1点が発見されました。
セウォル号現場収拾本部が6日、明らかにしたところによりますと、5日午前11時半頃、ことし3月下旬に引き揚げたセウォル号が沈んでいた海底から、人骨とみられる骨1点を発見したということです。
現場の専門家は、肉眼での鑑定で骨が不明者の遺骨である可能性が高いとして、DNA鑑定を行うため骨を国立科学捜査研究院に送りました。
海洋水産部は、DNA鑑定におよそ一か月かかるとしています。
動物の骨ではなく、人骨とみられる骨が発見されたのは初めてです。
一方、木浦港に陸揚げされたセウォル号船体の客室捜索作業は、先月18日から始まっていますが、不明者の遺体はまだ見つかっていません。