アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備に反発して中国が報復措置をとっていますが、ことし1月から3月までの第1四半期に、中国に対する石油製品の輸出は増加したことがわかりました。
韓国石油公社によりますと、ことし第1四半期の、中国に対するガソリン、軽油など石油関連製品の輸出量は合わせて2248万1000バレルに上り、去年の同じ期間に比べて2.6%増加しました。
また、国際原油価格の上昇の影響を受けて、輸出額が13億2145万ドルに上り、去年の同じ期間に比べて68.5%増加しています。
これについて専門家は、中国では石油製品の需要が増加しているなか、国内での供給量が追いつかない状況が続いているうえ、ガソリンなどの石油関連製品は原産地が表示されないため、韓国からの石油製品の輸入は減少していないものとみられると説明しています。