文在寅(ムン・ジェイン)新政権が発足して以降、冷え込んでいた韓国と中国の関係が改善すると見られる中、中国ではすでに一部の旅行会社が韓国行きの自由旅行商品の販売を再開しています。
中国最大のネットショッピングサイト、タオバオワンには、先月25日から、ソウル、釜山、済州、南怡島(ナミソム)など韓国の人気観光地を日帰りで回る中国人自由旅行客向けの観光商品が多数販売されています。
この背景について業界関係者は、中国当局が韓国旅行を全面禁止している中、一部の旅行会社が韓国観光商品の販売を試みたところ、中国当局から制止されなかったため、韓国観光商品の販売が徐々に増えている状態だと説明しています。
中国現地の旅行業界は現在、ことし7月から韓国行きの団体旅行が再開されると予想し、韓国観光担当部署の再編、新たな韓国観光商品の開発などに乗り出しているものとみられています。