文在寅(ムン・ジェイン)大統領の就任以来の活動で、もっとも印象的なのは、検察改革などの「積弊清算・改革」であることが、世論調査でわかりました。
世論調査会社の「リアルメーター」が17日、全国の成人男女500人あまりを対象にアンケート調査を行って、18日、結果を発表しました。
それによりますと、文大統領の就任以来の活動で、もっとも印象的なものについて聞いたところ、「積弊清算・改革」と答えた人が30.4%でもっとも多くなっていました。
これは、国定の歴史教科書の廃止、検察や財閥の改革に向けた破格の人事などによるものとみられます。
続いて「外交・安全保障のリーダーシップ」が22.4%で2位でした。
これは、各国首脳との電話会談、特使の派遣、そして韓米首脳会談の早期開催の決定など、これまで途絶えていた首脳外交を速やかに軌道に戻したことや、安全保障で、北韓との対話の扉は開いておくものの、北韓の挑発に対しては断固として対応すると強調したことなどが評価されたとみられます。
このほかに、参謀らとコーヒーを飲みながら散歩するなど権威的でない姿勢で、国会や国民と活発に意思疎通を図ろうとする姿も、印象的な活動に挙げられました。