人の体に悪影響をもたらすとされている大気中の浮遊粒子状物質の濃度を減らすため、韓国の電力会社5社は、今後5年間で7兆5000億ウォンを投じる方針です。
韓国電力公社が21日、明らかにしました。
韓国では近年、大気中の粒子状物質の濃度が上昇し、問題となっています。
こうしたことから、韓国の電力会社5社は、ソウルで緊急会合を開き、2020年までに、韓国国内の大気中の浮遊粒子状物質の濃度を8万7000トンに減らす方針を決めたものです。
2015年現在の大気中の浮遊粒子状物質の濃度のおよそ半分に当たる量です。
このため、現在稼働中の発電所の設備改装に6兆2000億ウォン、現在建設中の発電所の設備追加に1兆3000億ウォン、合わせて75兆5000億ウォンを投じる計画だということです。