メニューへ 本文へ
Go Top

政治

朴前大統領 初公判で罪状全て否認

Write: 2017-05-23 13:57:06Update: 2017-05-23 15:33:40

朴前大統領 初公判で罪状全て否認

三星(サムソン)グループなどから賄賂を受け取った罪などで起訴された朴槿恵(パク・クネ)前大統領(65)に対する初公判が23日午前、ソウル中央地裁で開かれ、朴前大統領が出廷しました。
朴前大統領がこの事件で法廷に立つのは初めてで、人前に姿を現したのは3月31日の逮捕以来53日ぶりです。
紺色の私服姿で、左胸には被収容者番号が記載されているバッジをつけ、髪形は、後ろを盛り上げるアップスタイルでした。
大統領経験者が被告として出廷するのは全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領と盧泰愚(ノ・テウ)元大統領に続いて3人目です。
法廷には友人の崔順実(チェ・スンシル)被告も出廷しました。事件発覚以来初めて2人が顔を合わせましたが、朴被告は崔被告と目を合わせることなく、やつれた表情で前を向いていました。
朴前大統領は、親友の崔順実被告と共謀し、三星グループやロッテグループなどから約束分を含めて合わせて592億ウォンの賄賂を受け取るなど、合わせて18の罪に問われています。
法廷で検察側は「朴被告は法の手続きを無視し、法を守る精神もない」と指摘し、これに対して朴前大統領の弁護人は、「検察は推論と想像にもとづいて起訴した」と主張して起訴内容をすべて否認し、全面的に争う姿勢を示しました。
今後の裁判では、最大の焦点となる収賄罪の成立をめぐり検察と弁護側が攻防を繰り広げることになるものとみられます。
収賄罪が成立するためには、朴前大統領と崔被告の共謀関係を立証する必要があります。検察は、朴前大統領と崔被告が事実上、経済的利益を共有する関係だったと判断していますが、朴前大統領側は崔被告が裏金を受け取るなどの不正を働いていた事実を知らなかったと訴えています。
裁判所は、朴前大統領の起訴内容が18件と多く、一審の勾留期間が最長6か月に限られていることを踏まえ、週に3~4回の審理を行うことにしています。
朴前大統領側が起訴内容を強く否認していることや、証人が150人以上と多いことなどから、裁判は長引く可能性が高いものとみられています。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >