OECD=経済協力開発機構が韓国の新しい政府に対して、規制改革を優先して進めるよう勧告しました。
OECDは23日、ソウル・プレスセンターで規制改革報告書を発表し、そのなかで、「韓国は1990年代末から、規制改革のため、様々な制度を導入し、かなりの進展があった。新しい政府も、規制改革を優先して進めなければならない」と述べました。
また「韓国は規制改革委員会などが改革のリーダーシップを取って、強力に進めている」としたうえで、「委員会は、経済的に波及効果の大きい重要な規制の審査に集中すべきだ」と勧告しました。
今回の報告書は、OECDが加盟国の規制改革の推進状況を評価し、発展方向を勧告する国別審査によるもので、韓国が審査を受けたのは、2000年と2007年に続いて3回目です。
審査には、OECDのほかにドイツ、イギリス、チリ政府も参加し、規制改革のリーダーシップと監督、規制の品質管理と成果評価など5つの項目について評価しました。