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政治

金喜中大司教 教皇庁に南北和解仲介求める

Write: 2017-05-27 12:13:23Update: 2017-05-27 12:13:23

金喜中大司教 教皇庁に南北和解仲介求める

文在寅(ムン・ジェイン)大統領からローマ教皇庁への特使に任命され、バチカンを訪れている韓国カトリック教会の金喜中(キム・ヒジュン)大司教は、ローマ教皇庁に南北和解の仲介を依頼したことがわかりました。
金喜中大司教は現地時間の26日、ローマ教皇庁の外交責任者で、フランシスコ法王に意見を伝える立場であるパロリン国務院長と会い、「韓国と北韓の和解のために法王に力を貸していただきたい」と依頼したことを、韓国の通信社、聯合ニュースに明らかにしました。
具体的には「法王がアメリカとキューバーの和解を仲介した形を考えている」と述べたということです。
フランシスコ法王は、アメリカのオバマ大統領とキューバーのカストロ国家評議会議長に個人的に手紙を送って対話を促し、両国の代表団をローマ教皇庁に招くなどして両国の国交正常化に大きな役割を果たしました。
金喜中大司教は、「教皇庁について、武器も軍人も持たない単なる宗教国家だと考えがちだ。しかし教皇庁は世界の利害関係に絡んでいないうえ、中立的であるため、その外交の力は私たちの想像を上回る」と述べており、南北和解と韓半島の平和に教皇庁が重要な役割を果たすことに大きな期待を示しました。
金喜中大司教は今回、24日と26日の2回にわたって、フランシスコ法王と会い、文在寅大統領からの親書を手渡しました。
この親書は「法王が2014年に韓国を訪れてくれたことに感謝の意を示すとともに、南北の平和と和解のための新政権の努力が身を結ぶことができるよう祈りと支持を求める内容となっています。フランシスコ法王はお礼に自らも親書を送ることを約束したということです。

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