文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、30日、大統領特使としてバチカンのローマ教皇庁を訪れて帰国した韓国カトリック教会の金喜中(キム・ヒジュン)大司教と大統領府青瓦台で会い、特使団の活動について報告を受けました。
金喜中大司教率いる特使団は、現地時間の5月20日から25日までバチカンを訪れ、フランシスコ法王と2回にわたって面会し、文大統領の親書を渡すとともにローマ教皇庁に南北和解の仲介を依頼するなど韓半島の平和定着などについて意見を交わしました。
大統領就任に合わせてバチカンに特使を送ったのは文在寅大統領が初めてで、法王と2回も面会したことで金喜中大司教らをねぎらいました。
金喜中大司教は、「文在寅政権がうまくいくように祈ります。文大統領の教皇庁訪問をいつでも歓迎します」という法王からの言葉を伝え、法王から文大統領への贈り物の祈りの際に用いるロザリオを手渡しました。
文大統領夫妻はカトリックの信者で、今回の特使派遣で韓国と教皇庁の関係が厚くなったと評価されています。