ことし1月から3月の自動車生産台数は、去年より3万台あまり減り、この7年間でもっとも振るわなかったことがわかりました。
韓国自動車産業協会が31日、発表したところによりますと、韓国のことし1月から3月期の完成車の生産台数は、去年の1月から3月に比べて3万378台少ない104万971台で、世界では6位でした。
四半期別には、2010年以来もっとも振るわない業績でした。
韓国は、2005年に完成車生産台数で5位になって以来、2015年までの11年間、5位を維持していましたが、去年、インドに5位の座を明け渡しています。
完成車生産台数の上位10か国のうち、ことし1~3月に生産量が減ったのは韓国、アメリカ、カナダの3か国で、なかでも韓国は2.8%減少と、減少幅がもっとも大きくなっています。
これに対して5位のインドは、プラス9.7%、また韓国を激しく追い上げている7位のメキシコはプラス18.2%と、それぞれ増加しました。
韓国の自動車生産台数の減少は、韓国の輸出が落ち込んでいることを示しています。 1月から3月期の韓国車の内需は、前の年の同じ期間に比べて1.6%増えましたが、輸出が3.8%減ったため、輸出の減少幅が内需の増加幅を上回りました。
政府系シンクタンクの産業研究院は、「韓国の自動車の製造原価が高く、内需も低迷しているため、国内投資が行われなければ、そのうちメキシコにも追い越されるだろう」としています。