木浦(モクポ)港に陸揚げされたセウォル号の3階の客室から発見された衣類と救命胴衣を身に着けた状態の遺骨は、行方不明の一般人女性、イ・ヨンスクさんであることが確認されました。
セウォル号の現場収拾本部は、先月22日に3階の客室から発見された、衣類と救命胴衣を身に着けた状態の遺骨について、遺伝子検査の結果、行方不明となっていた一般人の女性、イ・ヨンスクさんであることを特定したと、5日、発表しました。
イ・ヨンスクさんの遺体は、比較的完全な状態の遺骨で収拾されていて、衣類からはイ・ヨンスクさんの身分証明書が見つかっています。
現場収拾本部が身元を確認した行方不明者は、4人目です。
イ・ヨンスクさんは、当時、済州(チェジュ)島への引越しを決めた息子の荷物を運ぶために船に乗っていました。
セウォル号は、2014年4月に韓国南西部の珍島沖で沈没し、今年3月下旬に木浦港に陸揚げされて船内の捜索が続けられています。
沈没事故では修学旅行中だった高校生ら295人が死亡、9人が行方不明となっていました。