日本を訪れている丁世均（チョン・セギュン）国会議長は８日、安倍晋三首相と会談し、韓日関係の改善に向けた方策などについて意見交換しました。
会談は冒頭４分間、公開された後、20分間、非公開で行われました。
安倍首相は公開された冒頭の発言で、「文在寅（ムン・ジェイン）大統領と2回電話会談を行った」としたうえで、文在寅政権と共に未来志向の新しい関係を構築していくことに期待を示しました。
また、「急を要する安全保障上の課題である北韓問題を改善するにあたり、韓日、韓日米が緊密に連携して協力していくことが重要だ」と強調しました。
これに対し、丁世均議長は、「アベノミクスの成功を通じて経済を活性化させ、国際会議などでリーダーシップを発揮していることに敬意を表したい」としたうえで、「北韓の核問題などの懸案に関し、韓日関係が極めて重要だ。最近の困難を克服して協力し、未来志向の協力パートナー関係をつくることを期待する」と応えました。
丁世均議長は会談後、記者団に対し、「両国関係を緊密にし、未来指向の協力・パートナー関係に進もうということで合意した」と説明したうえで、「両国首脳が相互に訪問するシャトル外交を早期に再開させることで一致した」と述べました。また、韓日首脳会談の開催時期については特定しなかったものの、国賓訪問を早期に進めることを提案したということです。