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政治

6月民主化抗争から30年 文大統領が演説

Write: 2017-06-10 12:43:28Update: 2017-06-10 12:53:51

6月民主化抗争から30年 文大統領が演説

大統領の直接選挙制などを求めた、1987年の「6月民主化抗争」からちょうど30周年を迎え、ソウル市庁前の広場では10日、記念式典が開かれ、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、「より広く、より深く、より強い民主主義を作り上げよう」と演説しました。
式典には、文在寅大統領をはじめ、政府、国会、民主化運動で亡くなった人の遺族ら5000人あまりが出席しました。
文在寅大統領は、「われわれの課題は、再び民主主義を取り戻すことだ。30年前の6月抗争によって独裁政権を倒し、今回のろうそくデモは民主社会が行くべき方向と議題を示した。より広く、より深く、より強い民主主義を作り上げよう」と訴えました。
そして「所得と富の深刻な不平等が民主主義を揺るがしている」と述べ、「働き口の創出のために大企業、中小企業、労働者、市民社会が力を合わせなければならない」と強調しました。
6月民主化抗争は、全斗煥(チョン・ドゥファン)軍事独裁政権時代の1987年6月10日から、学生や労働者が全国各地で繰り広げた反独裁民主化運動で、大統領の直接選挙制度を盛り込んだ憲法改正など、一連の民主化措置を軍事政権に約束させた「6.29宣言」を引き出す原動力となりました。
このため6月10日は、民主化闘争の意義を振り返る日として、2007年に国家記念日に指定され、毎年、記念式典が開かれています。

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