日本の安倍首相の特使として自民党の二階俊博幹事長が10日、韓国入りしました。
二階氏は10日午前、ソウルの金浦空港から韓国入りし、全羅南道などでの民間交流イベントに出席した後、週明けの12日に文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談し、安倍首相の親書を手渡すとともに、今後の両国関係の発展について意見交換をする予定です。
文大統領との会談では、旧日本軍の慰安婦問題をめぐる一昨年の韓日合意について、どう扱うのか注目が集まっています。
これに先立って安倍首相は9日、二階氏と会談し、文大統領宛ての親書を託しました。
二階氏は会談後、記者団に対して「両国間にゴタゴタがあるような現在の感じを払拭し、首脳会談をはじめとする両国間の交流が頻繁に行われるよう、ありのままに対話をしたい」と述べています。