高病原性鳥インフルエンザが、全羅(ジョルラ)北道を中心に拡大し、 1週間で陽性反応が出た農場が30か所を超えました。
農林畜産食品部によりますと、陽性反応が出た農場は、9日までに合わせて34か所にのぼり、さらに10日、慶尚(キョンサン)南道固城(コソン)郡の農場1か所から届け出がありました。
このうち、H5N8型であることが確認された農場は、全国6つの大都市と6 つの道に広がっています。
H5N8型鳥インフルエンザの潜伏期間は、最大で20日間とされているため、この分では今月中旬までは拡大が広がるものとみられています。
政府は、今回の流通経路を調べた結果、全羅北道群山市の農家が感染の疑いがあるひなを出荷し、これが広域に流通したことが分かったため、
7日から全国の家きん農家や関係者に対して24時間の移動禁止令を出したほか、一部のひなが小規模農家に流れている可能性が高いとして、100羽未満の家きん農家からは全量を買い取ることにしています。