新政権の外交部長官候補に指名されている康京和(カン・ギョンファ)前国連事務総長特別補佐官について、国会外交統一委員会で人事聴聞報告書の採択が野党の反対で困難になっていますが、外交部長官をつとめたOB
10人が、10日、康京和氏の任命を支持する声明を発表しました。
声明に参加した元長官は、金永三政権で長官を務めた 韓升洲(ハン・スンジュ)氏、 孔魯明(コン・ロミョン)氏、金大中政権の 韓昇洙(ハン・スンス)氏、盧武鉉政権の 宋旻淳(ソン・ミンスン)氏、李明博政権の 柳明桓(ユ・ミョンファン)氏ら10人です。
声明では、「康京和氏は国連で役割を果たしたことによって、すでに国際社会で検証された人だ。韓半島周辺4か国との外交をはじめ、当面する外交懸案を能動的に解決できる適任者である。国連での経験をもとに、北韓の核やミサイル問題に対しても国際協調を通じて効果的に対処し、新たな解決策を模索できる力量と資質を持っている」として、韓国の国益を守るために直ちに任命するよう求めています。
康京和氏に対する国会の人事聴聞会は、7日、開かれましたが、野党3党は適格ではないとして報告書の採択に反対しています。