認知症を患っている65歳以上の行方不明者数が、ここ5年間でおよそ3割増加したことがわかりました。
警察庁によりますと、65歳以上の認知症患者行方不明になったとして警察庁に寄せられた通報の件数は、去年1年間で9869件に上りました。
65歳以上の認知症患者の行方不明件数は、2012年は7650件でしたが、2013年7983件、2014年8207件、2015年9046件と毎年増加しており、ここ5年間でおよそ3割増加しています。
65歳以上の認知症患者は、韓国国内では72万5000人上っています。
これについて専門家は、「高齢化が急速に進むなか、高齢者の認知症患者は今後も増加し続けるものとみられている。認知症患者の行方不明を個人や家族の問題として捉えず、地域社会で協力して解決策を模索していく必要がある」と指摘しています。