中国主導の国際金融機関、AIIB=アジアインフラ投資銀行の第2回年次総会が、韓国南部の済州(チェジュ)島で16日から18日まで開催されます。
今回の総会は「持続可能なインフラ」をテーマに開かれ、加盟77か国・地域の財務相や中央銀行総裁らおよそ2000人が出席します。
韓国で新政権発足後初めて開かれる大規模な国際行事となります。
開会式と公式行事は、15日に就任した金東兗(キム・ドンヨン)経済副総理兼企画財政部長官が議長を務めます。
今回の総会では、K-POPや伝統的な韓国料理、開催地済州の景観と文化を紹介する多様なプログラムも設けられています。
アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備に対する中国政府による事実上の報復措置で低迷している韓国と中国との観光交流の再活性化につながるかどうかにも関心が集まっています。