文大統領の特使として現地時間の15日午後、インド・ニューデリー入りした鄭東采（チョン・ドンチェ）元文化観光部長官は、「文大統領は、政治、経済、安全保障などの面で、インドとの関係を周辺4大国並みに格上げしたいとしている」と述べました。
鄭東采特使が、インド駐在韓国特派員らに述べたものです。
鄭特使は、そのうえで、「韓国とインドは、民主主義と市場経済という価値を共有する特別な戦略的パートナー関係だ。文大統領は、先月11日、インドのモディ首相との電話会談でも協議したように、来月ドイツ・ハンブルグで開催されるG20＝主要20か国・地域首脳会議で二国間会談を行うことを望んでいる」と述べました。
鄭特使はまた、「韓国が外交の視野を西南アジアなどに拡大しているなか、インドも新東方政策（Act East）により、韓国など北東アジアへと関心を広げている。北韓の核の完全な廃棄に向けてもインドの協力を要請する」としています。