韓国南部の釜山郊外にある古里原発1号機の運転が18日深夜、終了しました。
古里原発1号機は1978年に運転を始めた韓国で最も古い商業用原子炉で、韓国の経済発展の象徴の一つでした。
1号機は廃炉となり、5年後の2022年から解体作業が始まります。
韓国で原発の運転終了は初めてです。
1号機は設計寿命30年にあたる2007年に10年間の運転延長が認められ、運転を継続していましたが、原発運営会社の韓国水力原子力は2015年に2017年で運転を終了することを決めました。
1号機が運転を終了したことで、韓国で商業運転中の原発は24基になります。
文在寅大統領は選挙戦で「脱原発」を公約に掲げ、新古里原発5、6号機の建設計画の白紙化に言及するなどしていて、今後の動きに関心が寄せられています。