新しく外交部長官に就任した康京和(カン・ギョンファ)氏は19日、政府庁舎で行われた就任式であいさつし、国民の意思を反映した外交を進めていきたいと語りました。
康京和長官は、「国民の意思を反映し、国民と疎通する外交が求められている」としたうえで、「国民、国会、言論、学界などと多角的に接触し、外交の共感帯を広げていきたい」としました。
また、北韓問題について、高度化する北韓の核やミサイルの問題に韓国が主体となって取り組んでいかなければならないと指摘し、「制裁と対話を並行し、北韓の非核化を誘導していく必要がある」としました。
その過程では、韓米同盟関係をより強化し、日本や中国などの周辺国との関係も積極的に発展させていく必要があるとしました。
外交部の関係者によりますとい、康京和長官は18日、 アントニオ・グテーレス国連事務総長と電話で会談し、「韓国政府は北韓の核やミサイルの問題の解決、北韓の人権状況改善のために力を入れていく」として、協力を要請したということです。