果物の消費者物価指数がこの4年間でもっとも高くなりました。
ことしも干ばつや猛暑が予想され、果物価格の上昇は続くと懸念されています。
統計庁によりますと、先月の果物の消費者物価指数は118.15となり、この4年間でもっとも高くなったということです。
夏の代表的な果物、スイカの価格は、去年の同じ月に比べて17.1%、マクワウリは10.5%それぞれ上昇しました。
またりんご、なし、ぶどう、いちごなど、よく食べる果物のほとんどが値上がりしました。
値上がりの要因としては、去年、猛暑のため不作だったことや、ことしも早くから真夏日が続き、夏の果物の需要が増えていることなどが挙げられています。
また、ことしも干ばつや猛暑が予想され、果物価格の上昇が続くと懸念されるため、政府は19日、対策会議を開き、物価安定化策について協議しました。
政府は、果物を早めに買い入れ、7月と8月に農協を中心に特別割引販売を行う方針です。