対米サービス収支の赤字が、去年、過去最高の143億ドルとなりました。
韓国銀行が20日発表した国際収支動向によりますと、去年のアメリカに対するサービス収支は、アメリカへの渡航者が増えたことや貨物運賃の下落で運輸収入が減ったことなどで、赤字幅がおととしより1億9000万ドル多い、142億8000万ドルとなりました。
これは韓国銀行が統計を取り始めた1998年以後、年間の赤字幅としては過去最高となりました。
アメリカに対するサービス収支の赤字は、2013年の111億ドルから、2014年は110億ドルに減りましたが、2015年に140億9000万ドル、2016年は142億8000万ドルと、2年連続で増え続けています。
項目別にみますと、旅行収支の赤字が57億2540万ドルと最も多くを占めており、次いで、知的財産権使用料45億9230万ドルとなったほか、運輸収支の赤字はおととしの6億3250万ドルから去年は14億5110万ドルと2倍以上増えています。