政府は、日本の学習指導要領の解説書が、韓国東の海、東海にある独島(ドクド、日本でいう竹島)を「日本固有の領土」と表記していることに抗議し、直ちにこうした内容を撤回するよう求めました。
韓国政府は21日、外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官の名義で声明を出し、「日本政府が21日発表した小中学校の学習指導要領の解説書で、韓国固有の領土である独島を日本固有の領土と表記するなど、不当な主張を繰り返したことに強く抗議し、即時に撤回することを求める」としました。
さらに、「日本政府は新たな学習指導要領が未来世代に間違った領土観念を注入するものであり、韓日両国の未来志向的な関係の発展においても否定的な影響を招きかねないということを認識すべきだ」と指摘した上で、歴史的・地理的・国際法的にも明白な韓国固有の領土である独島について、いかなる挑発があっても、韓国政府は断固たる態度で対処する方針であると、改めて強調しました。
文部科学省が21日発表した小中学校の新学習指導要領の解説書は、2020年度から順次全面実施される見通しです。