1人暮らし世帯のうち、既婚者が、未婚の1人世帯より多いことがわかりました。
統計庁が発表した資料によりますと、去年10月現在の1人世帯は、全世帯の27.8%を占める527万9000世帯でしたが、そのうち、既婚の1人世帯が59.1%の311万8000世帯と、未婚の1人世帯を大きく上回ったということです。
性別でみますと、女性が56.5%、男性が43.5%と、女性が男性より多くなっています。
また、1人世帯のうち、就職している人は290万9000人で、1人世帯全体の55.1%でした。年齢別でみますと、30代が22.6%、60代が22.2%、50代が19.5%の順でした。
統計庁の関係者は、「1人世帯のうち、既婚者と女性の比率が高いのは、配偶者と死別して1人で暮らしている高齢者層も1人世帯として分類しているため」とした上で、1人世帯の就職率が低いのも、高齢者層の比率が高いためだと説明しました。