先月日本を訪れた韓国人旅行者が、去年の同じ期間に比べて85％も増えたことがわかりました。
共同通信が21日に観光庁の統計を引用して伝えたところによりますと、5月に日本を訪れた韓国人旅行者は55万8900人で、去年の同じ期間に比べて85％も増えたということです。
これは、去年4月は熊本地震の影響で日本を訪れる韓国人旅行者が大幅に減っていたことや、先月はウォンに対する円の相場が比較的低かったこと、韓国と中国の間のアメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備をめぐる対立の影響で、中国の代わりに日本を旅行先として選ぶ韓国人が増えたことなどが背景にあるとみられるということです。
一方で、韓国を訪れた日本人旅行者は、ことし4月の時点で16万5700人と、同じ期間日本を訪れた韓国人55万4600人の3分の1を下回っています。