今月28日からアメリカを訪問する文在寅(ムン・ジェイン)大統領に同行する52人の経済使節団の顔ぶれが発表されました。
大韓商工会議所が22日に発表したところによりますと、文大統領のアメリカ訪問に同行する52人の経済使節団には、大企業をはじめ、中小企業・中堅企業、経済団体の関係者らが名を連ねています。
このうち大企業からは、三星電子の副会長、現代自動車の副会長、SKグループの会長、LGグループの副会長らが同行することになっています。
アメリカとの貿易・投資、アメリカでのビジネスの実績と事業計画、先端新産業分野での協力の可能性を踏まえて同行する企業を決めたということです。
経済使節団は、韓米FTA=自由貿易協定の再交渉やアメリカへの投資など、韓米両国間の主な経済懸案について、アメリカの経済界と幅広い議論を行うものとみられています。
特に、韓米FTAでの主な争点が自動車となっていることから、現代自動車の副会長がどのような歩み寄りをみせるのか注目されています。また、三星電子はアメリカ現地に家電工場を建てる計画を発表しており、今回の訪問でその場所を発表するかにも注目が集まっています。
今回の経済使節団の同行では、大韓商工会議所が中心となって実務を担当していることから、中小企業の輸出機会がさらに増える可能性に期待が高まっています。