ことしの韓国の輸出と輸入を合わせた貿易額は、3年ぶりに1兆ドルを超える見込みです。
韓国貿易協会が明らかにしました。
それによりますと、ことしの韓国の貿易額は去年に比べて11.5%増えて1兆50億ドルに上るものとみられます。
輸出額は去年に比べて9.4%増加して5420億ドル、輸入額は14%増加して4630億ドルになる見込みだということです。
ことし1月から5月までの間、韓国からの輸出は、超薄型テレビなどに使われる有機ELディスプレイ(OLED)や半導体産業が好調で、さらに、原油価格の上昇などの影響で月平均16.3%の増加率となっています。
これについて韓国貿易協会は、貿易の好調さを維持するため、消費財やサービス産業の競争力を高めるとともに、中小企業の輸出を拡大するための方策作りに乗り出す必要があると説明しています。