ソウル鍾路(チョンノ)区の日本大使館前に設置されている慰安婦被害者を象徴する少女像が、来月から、鍾路区の公共造形物として区で管理されることになりました。
鍾路区議会は、28日、「都市空間芸術に関する条例」改正案を可決し、鍾路区は、これに基づいて、少女像を、公共造形物として管理することになり、来月から施行します。
これまで日本大使館前の少女像は、関連の規定がなく、政府機関の保護対象に含まれていませんでしたが、この改正案では、民間の造形物も鍾路区の都市空間芸術審議会の審議を通じて「公共造形物」として認められれば、区で管理することができるとしています。また、公共造形物を移転または撤去する場合には、都市空間芸術審議会の審議結果に従うよう定めています。
日本大使館前の少女像は2011年に設置されて以来、様々な議論の的となってきましたが、今回の措置により、少女像の強制的な撤去などを防ぐための法的根拠が設けられたとされています。