アメリカ南部ジョージア州のブルックヘブン市で、現地時間の6月30日、旧日本軍慰安婦の被害者を象徴する少女像の除幕式が行われました。
アメリカ南部に少女像が設置されたのは初めてで、アメリカ全土では3例目です。
除幕式は、30日午前、雨の中、ブルックヘブン市の公園で行われ、設置を進めてきたジョージア州アトランタの韓国系団体の関係者や、韓国から行った元慰安婦被害者ら200人が出席しました。
今回の除幕式は、少女像の設置に反対してきたアトランタ駐在の日本総領事が「慰安婦は売春婦だった」などと発言したことに、韓国と中国政府が相次いで抗議した直後に開かれたことで、関心を集めました。
韓国系団体の関係者らは、今後、ジョージア州最大の都市、アトランタにも少女像の設置を進める計画で、現地の日本人らとの対立が懸念されます。