文在寅大統領は2日夜、公式訪米を終えて帰国しました。
就任後初のトランプ大統領との首脳会談で、最も重要な議題は北韓問題でした。
両首脳は会談で、北韓の核やミサイルの開発に優先して取り組んでいくことで一致し、北韓を対話のテーブルにつかせるために最大の圧力を加えていくことで合意しました。
また、トランプ大統領は、韓半島の平和統一に向けた環境づくりで韓国の主導的な役割を支持しました。
両首脳は同盟関係を強化していくことでも一致しました。
一方、通商問題や在韓米軍の駐留費用の問題については温度差も見られました。
トランプ大統領は、韓国との自由貿易協定で貿易赤字が拡大したとして、自由貿易協定の再交渉の必要性に言及し、在韓米軍の駐留費問題については、「駐留費用の公正な負担が必要だ」として、韓国側の負担を増やすべきとの考えを表明しました。
文在寅大統領は自由貿易協定について、再交渉に合意したものではないとしています。
自由貿易協定や在韓米軍の駐留費問題は今後の課題として残される結果となりました。