文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、3日、韓国を訪れているアメリカのオバマ前大統領と大統領府青瓦台で面談し、「今が、北韓との対話に乗り出す最後のチャンスだ」と述べ、理解と協力を求めました。
大統領府青瓦台によりますと、オバマ前大統領は、朝鮮日報が主催する国際会議『アジア ・リーダーシップ・カンファレンス』で演説するため家族とともに、2日に、インドネシアから韓国を訪れており、 面談はおよそ40分間行われました。
席上、文大統領は、先週、トランプ大統領との韓米首脳会談で、北韓の核・ミサイル問題を解決するため制裁と対話を並行させることで一致したことに触れ、「今が北韓との対話に乗り出す最後のチャンスだ」とする認識を示しました。
これに対して、オバマ前大統領は、「国民世論があればできないことはない」というリンカーン元大統領の語録を引用し、「多くの国民が文大統領の成功を祈るように、文大統領が国民の期待を満たすものと思っている」と応じたということです。
オバマ氏の韓国訪問は、2014年4月に朴槿恵(パク・クネ)前大統領との韓米首脳会談以来3年2か月ぶりです。