韓国の男性が1日に家事に費やす時間はOECD=経済協力開発機構の加盟国の中で最も短いことが分かりました。
雇用労働部が3日に公表したまとめによりますと、韓国の男性が1日に家事に費やす時間は45分で、
これは、OECD加盟国の中で最も短く、加盟国平均、2時間18分の3分の1にも及ばないものです。
一方、韓国の女性が家事に費やす時間は3時間47分で、男性より3時間以上長くなっています。
家事に該当する無給労働時間と有給労働時間を合わせた労働時間をみますと、韓国は女性が男性より34分長くなっています。
OECD加盟国平均では、女性が男性より21分長くなっています。
雇用部は、「女性の経済活動参加が増えているにもかかわらず、男性の家事分担率が依然として低いため」と分析しています。
雇用労働部では、こうした家事分担の男女格差が、子どもを持つ女性の経済活動への参加を妨げる要因になっているとみています。
0〜14歳の子どもを持つ世帯の雇用状況をみますと、韓国では共働きの割合は29.4%で、OECD加盟国平均の58.5%のおよそ半分にとどまっています。