韓国人慰安婦の姿が映っている映像が、初めて公開されました。
ソウル市とソウル大学の研究チームは5日、アメリカの国立公文書記録管理局がおよそ70年間保管してきた戦争関連の資料をおよそ2年間にわたり調査した結果、韓国人慰安婦の姿が映っている映像資料を見つけたと発表し、その映像を公開しました。韓国人慰安婦を撮影した映像が公開されるのは初めてだということです。
今回公開された18秒程度の白黒映像は、米中連合軍のアメリカ第164通信隊所属の兵士が撮影したものとみられています。映像には1944年9月7日、米中連合軍が拉孟・騰越の戦いで日本軍を全滅させた後、近くの中国・雲南省で捕虜となった韓国人慰安婦7人の姿が収まっています。
今回発見された映像について、ソウル市とソウル大学研究チームは、当時の日本軍慰安婦の実状をより明確に証明するための重要な資料になるとしています。