文在寅(ムン・ジェイン)大統領が国防部長官と雇用労働部長官の任命を延期すると発表したことを受けて、野党3党は、その場しのぎだと強く反発しています。
大統領府青瓦台の報道官が11日、会見で明らかにしたところによりますと、文大統領は、ともに民主党の禹元植(ウ・ウォンシク)院内代表の要請を受け入れ、国防部長官候補の宋永武(ソン・ヨンム)元海軍参謀総長と雇用労働部長官候補の趙大ヨプ(チョ・デヨプ)高麗大学教授の任命を延期することにしたということです。
この報道官は、新しい政権の発足から2か月となるが、いまだに組閣が終了していない状況について野党に十分説明し、理解を求めるため努力すると述べました。
また補正予算案や政府組織法など急を要する懸案の審議について野党の協力を呼びかけました。
これに対して、「自由韓国党」、「国民の党」、「正しい政党」の野党3党は、「資格のない2人の長官候補の任命延期は、その場しのぎに過ぎない」と強く反発し、指名の撤回を求めました。